【新唐人2010年10月11日付ニュース】10月7日、オーストラリアのシドニーで第9回「アジア太平洋タバコ会議」が開かれました。報告によると、中国の国産タバコの13の銘柄から大量の重金属が見つかりました。これについて専門家は、中国の農地の重金属汚染を指摘します。
調査は、ニューヨークのがんセンターに勤めるアメリカとカナダの研究員が3年をかけて実施。
中国のタバコの鉛の量は、カナダのタバコの基準の5倍。カドミウムやヒ素も大きく基準を超えました。
10数年前のある中国人の学者は、中国、日本、アメリカのタバコ製品を比較。ある上海製の銘柄は、鉛の含有量がアメリカの12.4倍、日本の4.5倍でした。
これについて、ロイター通信は、カナダのウォータールー大学の教授の話として、タバコは土壌から重金属成分を吸収すると報道。
武漢大学の王樹義教授は、先日開かれた研究討論会で、中国の農地の約2割は、すでに重金属で汚染されていると述べました。
重金属がいったん土壌を汚染したり、人を傷つけたりすれば、元には戻りませんが、中国人は中国産の食べ物を避けるわけには行きません。
関係資料によると、中国の喫煙人口は3億2000万人を超え、世界の3分の1を占めます。
これに対し中国は、タバコの重金属の量には基準がないので、比較はできないと述べました。
新唐人がお伝えしました。
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